シロアリは自然界にとって重要なもの
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シロアリは私たち人間からすると家を荒らし、ひどいときには崩壊をもたらすと言われている害虫です。
しかし、自然界からシロアリをみてみると、実は大変重要な役割をしている…と考えられています。
人間の天敵とも言えるシロアリは、自然界の中ではどうして重要な存在なのでしょうか。
それを知る前に、まずおさらいです。植物は太陽光と二酸化炭素から糖を作り出し、自らのエネルギー源としてそれを用いています。
そして植物の体というのは、結晶性セルロースなどと呼ばれている非常に密な分子構造を持つ物質から成り立っています。
シロアリは、枯れた植物などの簡単に利用できない部分を、共生微生物の力を借りて分解し、自らのエネルギー源として利用しています。
一方で、シロアリは多くの動物たちに餌として食べられる運命にあります。
つまり、シロアリは森林のゴミを分解しており、自分自身は動物の餌として他の動物の栄養になっているということになります。
下等シロアリと分類されているシロアリの種類は、腸の中に原生生物が住んでいると言われていて、セルロースを分解すると言われています。
原生生物が住んでいないシロアリの一部の種類には、シロアリ自身が栽培しているキノコによって分解されている可能性があると示されています。
しかし原生生物と栽培キノコのどちらも持っていないシロアリは、どのように結晶性セルロースを分解するのか全く解明されていないそうです。
なぜ解明できないのか…その理由としてあげられているのは、シロアリを助けている共生微生物というのは、一つずつ単独で分けて研究することがたいへん難しく、その生き物を詳しく調べることができないということだそうです。
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